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看護の魅力を再確認!メルマガvol.133
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◆セコムの「ケアの倫理」研修 Part.1
こんにちは。
今回登録された方は、はじめまして。
本日のメルマガでは、セコムグループの「ケアの倫理」研修についてお伝えいたします。
どうぞ、今週も最後までお付き合いください。
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◆倫理研修とは?
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セコムグループでは、日常生活に潜む倫理問題に対して「気づき」「分析し」「理解する」ことのできる人材の育成として、2012年度より「ケアの倫理」を推進するための活動を進めています。
その第一歩として実施しているのが施設・職種横断型の集合研修です。
医療分野における倫理問題というと、「臓器移植」や「輸血の問題」「安楽死」などを思い浮かべますが、セコムグループでは、もっと身近な日常の診療やケアの中に潜む問題、例えば、認知症の患者様への診療や、胃ろう、抑制の事例などを取り上げ、日々の医療やケアの質を高めていこうと考えています。
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◆セコムの「ケアの倫理」研修 Part.1
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9月6日(金)に原宿のセコム本社ビルにて「ケアの倫理」研修が開催されました。
参加したのは、セコムグループの病院・クリニックから医師、看護師、PT、OT、薬剤師、ケアスタッフ、放射線技師、事務職など35名です。
講師は、この活動の企画・実施に全面的にご協力いただいている中京大学法科大学院 稲葉一人先生。
そして東京大学大学院 医学系研究科 臨床倫理学分野 客員研究員の箕岡真子先生(医師)です。
研修では、まず、参加者の「研修への期待と不安」を全員で共有することから始めました。
<期待>
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期待に関しては、大きく3つの期待があるようでした。
◆法的な側面
医療機関として、医療者として法的に求められる義務について知りたい、と高い関心が寄せられていました。
◆倫理的に配慮したコミュニケーションの取り方
患者様や患者家族への接し方、説明の仕方、また医療チーム内での話し合いの仕方、他の職種との調整の仕方を学びたいという意見が上がっていました。
◆問題を解決する具体的な手法
何が倫理的問題なのかに気づき、判断し、日常業務の中でどのように解決していけば良いのか。
また、現場での実務において直面している課題への対応について、研修を通して学びたいという期待も多くありました。
例えば、倫理的にはNGでも、転院時に前の病院で行っていたからと家族から依頼をされる場合や、ご本人・ご家族の意向、ご本人の意思確認ができないが、多職種での支援の方向性が違う場合などの目線に関して課題を感じている方がいらっしゃるようでした。
<事前の不安>
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事前の不安に関しては、大きく3つの不安があるようでした。
◆倫理そのものに関する不安
倫理について、他人の感情や価値観と関わるので定義が難しい。
また、過去の学びでも、言葉と概念だけで漠然としていて実践できるレベルでの理解に至らないとの意見がありました。
◆専門職として実務に絡めた不安
話し合いをしていても解決策が見いだせない場合や、解決までのステップができるのかということに関する不安。
患者様と直接接しない部署における倫理観とは?といった不安が見られました。
◆他職種との温度差による不安
立場の違いから生まれるコミュニケーションギャップや、職種間で倫理が関連する部分が異なるので話がまとまるか不安という意見がありました。倫理を考える上で、多くの専門職が関わる病院ならではの不安ともいえます。
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講師からは、隣の席にいる人々が、どの病院・どの職種である以上に、どういった期待や不安を持ちながらこの研修に参加しているのかを知ることが大切だという話がありました。
これらの期待を高め、不安を少しでも減らすことができるよう講師の先生にはオーダーメードで研修をしていただいています。
皆さんは、このような期待や不安に関して、どのように感じますか?
Part.2 以降は、どのような研修を行ったのか、また、実際に参加した方々の声をお届けいたします。
>>次回以降に続く<<
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▼編集あとがき▼
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一気に涼しくなったと思ったら、徐々に木々の色が変わって来ました。
秋ですねぇ。
秋の味といえば秋刀魚に松茸などが代表格。
他の時期には、あまり見かけないものなので、毎年、何らかの形では食べるようにしています。
あと、秋といえば「新そば」なんかもよく見かけます。
カギモトもお蕎麦好きなんですが、一年中美味しくて、正直新そばかそうでないかの区別なんてつきません。
けれどおそばに乗せる「キノコの天ぷら」だけは秋の味として、毎年楽しんでいます。
是非、今年も味わって行きたいと思います。
それでは皆様、また来週お会いしましょう。
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